ドラマ人間模様「あ・うん」「続あ・うん」(80年・81年、NHK)
Work Title | ドラマ人間模様「あ・うん」「続あ・うん」(80年・81年、NHK) |
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Phonetic Pronunciation | - |
Period | - |
Author | 向田邦子 |
Summary | 1981年8月22日、飛行機事故で死去した向田邦子最後の長編ドラマ。戦前の東京を舞台に、一対の狛犬のような二人の男の友情を軸に、二家族六人を中心とした人間模様を、十八歳の少女の目線で描く。「あ・うん」は全4回、「続あ・うん」は全5回放送。2000年1月1日にはTBSにて、「向田邦子新春ドラマ あ・うん」として筒井ともみの脚本でリメイク。また、1989年には降旗康男監督、高倉健、富司純子、板東英二出演で映画化もされた。 ★昭和十年、製薬会社に勤める水田仙吉(フランキー堺)は、四国から転勤になり、妻・たみ(吉村実子)、娘・さと子(岸本加世子)とともに東京に戻って来た。引っ越しの準備を整えるなど一家を歓待したのは、鋳物工場の社長の門倉修造(杉浦直樹)だった。軍需景気で羽振りの良い門倉と、安月給の水田とはまったく違う世界の人間に見えたが、意外にも二人は硬い友情で結ばれていた。ところが、門倉は心の奥でたみのことを密かに思い続けていたのだった。一方、水田は芸者に熱を上げるようになり、門倉はその仲を裂こうとする。水田の娘、さと子には恋人ができる。そんな中でも、たみに対する門倉の思いはますます募るのだった。 |
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