松本清張スペシャル「一年半待て」(84年、日本テレビ)
Work Title | 松本清張スペシャル「一年半待て」(84年、日本テレビ) |
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Phonetic Pronunciation | - |
Period | - |
Author | 大野靖子 |
Summary | 火曜サスペンス劇場枠で放送。原作は松本清張の同名小説。主な登場人物は、須村さと子(小柳ルミ子)、高森とき子(樹木希林)、さと子の恋人・岡島(勝野洋)、さと子の夫・要吉(高橋長英)、さと子の友人・脇田静代(東てる美)。★須村さと子は、会社が倒産したため失業した夫・要吉に代わって生命保険の勧誘員として働き始めた。独身というふれこみと持ち前の美貌で成績をあげるさと子に対して、要吉は悪い人間ではないのだが酒を飲んではパチンコ三昧。さと子は、保険契約率の高い山奥の工事現場に足を運ぶうち建設会社の社員・岡島と知りあい、互いに魅かれるように。フィリピンに赴任するので妻として連れて行きたいという岡島に、さと子は「一年半待って」と答える。半年後、さと子は要吉のDVに耐えかねてバットで殴り殺した罪で逮捕される。かねてからの要吉の乱暴や静代との浮気が報道されると、世間のさと子への同情が集まり、婦人評論家の高森たき子は、「日本の家庭における夫の横暴」「日本の家族制度の悪習」を批判し、評論家仲間を動員して減刑嘆願書を提出。そのおかげで、さと子は「懲役三年、執行猶予二年」の判決を得た。「社会正義」に満足する高森の前に岡島が現れ、さと子への疑惑を口にする。 |
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