「ザ・商社」(80年、NHK)
Work Title | 「ザ・商社」(80年、NHK) |
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Phonetic Pronunciation | - |
Period | - |
Author | 大野靖子 |
Summary | 土曜ドラマの枠で放送。原作は1975年以降表面化した安宅産業破綻の過程を、関係者の肖像を軸として描いた松本清張のドキュメント・ノベル「空の城」。主な登場人物は総合商社江坂アメリカ社長・上杉二郎(山崎努)、ピアニスト・松山真紀(夏目雅子)、江坂産業社主・江坂要蔵(片岡仁左衛門)、大橋会長(茂山千五郎)、ジャーナリスト・関根修二(勝野洋)、江坂アメリカニューヨーク店長・安田茂(佐藤慶)。★1960年代後半、江坂アメリカ社長・上杉二郎の目に、石油に関する記事がとまった。政商サッシンの持会社がカナダに製油所を建設するというもので、石油部門を持たず、業界10位に甘んじていた江坂にとっては魅力的なプロジェクトだった。上杉は独断で六千万ドルの大金を支払ってサッシンとの石油代理店契約を結ぶが、そんな上杉を嘲笑うかのように、やがて世界は第四次中東戦争と石油ショックに巻き込まれていく。非凡な素質を持ちながら芽が出ず、恋人の関根修司のアパートに転がり込んでいたピアニスト・松山真紀は、江坂産業社主・要造に偶然見いだされ、ニューヨークへの音楽留学の機会を得る。要造はビジネスには興味を示さず、美術品のコレクションと若く才能のある芸術家を支援することに生きがいを感じていた。真紀はニューヨークで上杉と知り合い、やがて深い関係を持つようになる。 |
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